マルチメディアを活用した幼児教育
日本IBMでは社会貢献活動の一環として、多くの子供たちが幼児期からコンピューターに親しみ、自ら考え、創造する能力を養う事を目的に「KidSamrt(キッズスマート)プログラム」を展開している。
今年も8月2日にIBM幕張事業所でこのプログラムに関心を持ち参加する千葉県内の11園からの先生方を対象とした研修会が開かれた。昨年の研修会に参加し、このプログラムを保育にうまく取り入れ成果をあげている弥生保育園(千葉県船橋市)の体験発表を聞いた。
パソコンに触れさせてあげたかった・・・
パソコンはあまり得意でない先生方がほとんどで、実際にやってみるまでは、正直「できるかな?」という不安はあったという中川順子先生(年長クラス担任)。カラフルなプラスチック製家具にセットされたパソコン機材(ヤング・エクスプローラ)が届くと、先生たち同志で「先生役」、「子ども役」になって、提供されている4種類の知育ソフトを体験してみた。
数字を覚える学習では、数字と同じ数だけ動物が画面に現れる仕掛けになっていたり、大人でも充分楽しめた。中川先生は「小学校ですぐにパソコンの授業が始まる時代、自宅にパソコンのない子もおり、ぜひ、この機会を使ってパソコンに触れさせてあげたいと思いました」。弥生保育園では、保育所ながら保育だけでなく、英語や体操といった情操教育に力を入れているが、翌年入学を控えた年長クラスでこのプログラムを導入することになった。
子どもたちの笑顔、湧き出すアイディア・・・パソコンは楽しい!
「これ(マウス)を動かすと矢印(カーソル)が動くんだよ」――先生が説明しているときから、子どもたちは早くマウスに触りたくて仕方がない。そこで、中川先生は、石鹸箱と色紙とモールを使って、子どもたちに「マイ・マウス」を作らせた。一人ひとり、自分のマウスを持って、先生の動きに合わせて、パソコン操作を疑似体験した。
また、クラスの20人を4つのグループに分け、パソコン体験と、紙の上の活動を連動させた。「虫さんをつくろう」。パソコンから顔や足、体の模様などを自由に選んで世界に1匹の自分だけの虫を作り、プリンタで印刷。グループで話し合いながら先ず紙の上で、クレヨンで顔や足を書き込んでいく。順番がきたら、パソコンで試してみる。
紙の上でやることを、パソコンだと簡単に、より多様なことができる――「パソコンはスゴイ! パソコンは楽しい!」、いつもの工作と同じ感覚で自然にパソコンに親しんでいった。
順番を守ると、もっと楽しい・・・
「カリキュラムだけでなく、自由に使えるような時間も作っては・・・」という意見もある。しかし、弥生保育園では、あえてカリキュラムの中で使っている。
カリキュラムのないときのパソコン「ヤング・エクスプローラ」は、梱包されていたダンボールを活用して先生方が作った「おうち」の中に置いてあって、子どもたちは勝手に触れない。自宅でパソコンに慣れている子どもは、遊び道具として乱暴に扱うこともあり、「みんなが使いたいと思っている大事なもの、自分も使いたい・みんなも使いたい――だから時間を守って順番を守って、大事に使おうね」ということを覚えてほしいからだという。
運動会や遠足など園の行事が多い時期、キッズスマートは少しお休みしていると、「今度はいつやるの?」と聞いてきて、一人が先生役をし「キッズ・スマートごっこ」をする姿も見られたそうだ。
園内のグッドコミュニケーションの中に自然に取り入れて・・・
これからはIT教育が必要だ、実施するべきだと意気込んで導入するのは賛成できない。「現在実施されている保育のプログラムの中に、教育ツールのひとつとしてITも取り込もうという気持ちで、先生も楽しみながらキッズスマートを活用いただく取組み姿勢が重要だと思います」と、プログラムを提供する日本アイ・ビー・エム株式会社社会貢献部長の松宮光予子さんも言う。
パソコンというと、なんとなく幼児教育に適するだろうかと考えてしまうが、豊かな情操を育んだり、ルールを守ることを身に付けることに役立っているようだ。でも、プログラムはあくまでも道具。子どもたちの興味を先生方が受けとめて、様々な使い方をして子どもたちの可能性を拡げてほしい、と思いました。
「KidSmart(キッズスマート)幼児教育支援プログラム」について興味をお持ちの方は、まず
こちらをご覧になって下さい。
2005年08月05日
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「聴導犬」を知っていますか?
品川駅のホームで、仕事中の「聴導犬」に出会った。オレンジ色のユニホームを着け、ご主人の隣でチョコンとお座りの姿勢をとっている。
聴覚の不自由なひとに代わって家の中では、目覚ましやインターフォンや電話の呼び出し音を伝えたり、外出時には車のクラクション、ご主人の名前に反応するように訓練されている。
補助犬法ができて一年以上がたつが、まだまだ市民権を得られず、相変わらず入店や入場を拒否されることが多いそうだ。「他のお客様のご迷惑になりますので」。そんなときはすかさず「ちっとも迷惑じゃありませんよ」と一言、声に出してあげてほしい。



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