福祉車両ハイテク化

<読売新聞 2005年7月3日> からだが不自由でも家族と旅行したり、自分で車を運転したい―高齢者や身体障害者のための福祉車両が最近のハイテク技術を取り込み、進化しつづけている。
 トヨタ自動車の助手席側にスライド・ドアと電動の昇降リフトを備えた福祉車両(ユニバーサルカー)はこれまでの多くのタイプのワゴン車の後部からリフトを昇降させるものと比べ、歩道に降りられる助手席からの乗降により、より安全で、駐車スペースも確保しやすい。この車両には助手席に専用車いすやタイヤ付座席を装備して、座ったまま乗り降りできるタイプもある。
 これとは別に、オーテックジャパンの開発した車両は下肢障害者が手動レバーでエンジンを制御する装置を改良し、アクセルペダルの微妙な感覚が手で感じられるようにしている。
 その他、ホンダは足だけで操作できるシステムを採用し、左足で自動車のペダルをこぐようにしてハンドルを操作できる車両(オーダーメイド)を、三菱自動車や富士重工でも独自の工夫を取り入れたハイテク福祉車両を発売している。

 一方、2005年6月6日付の読売新聞では与党ユニバーサル社会形式促進プロジェクトチームのアメリカ・ワシントンDCの視察に同行したレポートを記載している。これによると、ワシントンDCでは地下鉄の86駅にエレベーターが完備され、券売機も車椅子で使いやすい高さに設置されている。 金額などを表示する文字は視覚障害者が触って分かるようになっている上、点字や音声案内なども行なう。さらには地下鉄車両とホームとの間に隙間がほとんどなく、日本の駅の実態との差が大きい。
 こうした事は「障害者差別禁止法」(Americans with Disabilities Act)によるところが大きいとのことであるが、日本でも「ハートビル法」、「交通バリアフリー法」の施行により状況は少しずつ改善されているそうだ。

2005年08月05日


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ちょっといい話“雨のち晴れ”

「聴導犬」を知っていますか?

品川駅のホームで、仕事中の「聴導犬」に出会った。オレンジ色のユニホームを着け、ご主人の隣でチョコンとお座りの姿勢をとっている。

聴覚の不自由なひとに代わって家の中では、目覚ましやインターフォンや電話の呼び出し音を伝えたり、外出時には車のクラクション、ご主人の名前に反応するように訓練されている。

補助犬法ができて一年以上がたつが、まだまだ市民権を得られず、相変わらず入店や入場を拒否されることが多いそうだ。「他のお客様のご迷惑になりますので」。そんなときはすかさず「ちっとも迷惑じゃありませんよ」と一言、声に出してあげてほしい。

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