「もったいないエネルギー」 衣類乾燥機は便利・・・だけど

普段の生活で何気なくエネルギーを無駄に使っているのではありませんか。私達の身近なところで「もったいないエネルギー」を考えてみました。私は家内とエネルギーの無駄使いについて話をすることがあります。そんな時しばしば引き合いに出るのが「家庭用の衣類乾濯機」や「ペットのための冷房」などです。ここでは前者の乾燥機について考えてみましょう。

乾燥洗濯機や衣類乾燥機はたいそう便利な家電ですが、私たち夫婦は“「乾燥」は太陽にお任せすべきだ”と考えています(とは言っても家内の声が大き目で、多少“婦唱夫随”のきらいがありますが)。 

例を示して説明しましょう。洗濯物の乾燥に費やされるエネルギーがどの程度か3日間簡単な実験をしてみました。洗濯物の重さを洗濯・脱水後(A)、乾燥後(B)の2回測りました。その結果、一日あたりの平均で・・・  Aの重量(洗濯・脱水後)=4.04kg、 Bの重量(:乾燥後)=2.46kg でした。
つまり、「乾燥」によって( A―B = )1.58kg の水分が蒸発したことになります。もちろん、季節、各ご家庭での洗濯物の量、洗濯回数、洗濯機の種類など異なりますので、これはあくまで一例にすぎませんが、この水分の蒸発にどのくらいのエネルギーが使われているのでしょうか。

水1kgを蒸発するのに使われるエネルギーは539 キロカロリー(kcal)ですから、539キロカロリx1.58kg =852キロカロリー になります。これは電気に換算すると約1キロワット(kWh)になります(1kWh =860kcalです)。ところで、乾燥機で使った電気すべては乾燥に使われるわけではありません。熱になって逃げたり、モーターを動かす事に使われたりします。ですから、乾燥機で乾燥に使われるエネルギーを全体の50%と仮定すると、1回の洗濯物の乾燥に使われる電気は1キロワット÷0.5=2キロワット になります。

年間300回洗濯し、そのたびに乾燥機を利用するとしたら、なんと600キロワットの電力をそれぞれのご家庭が使用することになります。これはもっと驚くような数字になります。日本全国の4,800万世帯の10%で乾燥機を使用すると、実にこの数字は年間288,000万キロワットになります。石油の値段がどんどん上がっている今、電気を作る石油や天然ガスのほとんどを輸入している日本にとって、これは膨大な金額になりますね。

太陽や風といった自然の恵みがあるのに、余分なエネルギーを消費するのはもったいない話ではないでしょうか。わが家では多少の不便さはあるにしても、乾燥は「ベランダ自然乾燥」です。これからも「ベランダ乾燥」をつづけます。文明の利器「衣類乾燥機」は梅雨とか長雨の時期に限定して利用したらいかがでしょうか。家計に占める電気代が安くなるのと同時に、地球の温暖化防止に貢献する事にもなりますね。

2005年08月05日

この記事のトラックバックURL:
http://www.koetaba.net/MovableType/mt-tb.cgi/12

トラックバックについて


コメント

ここで入力されたコメントは、管理者によって承認されるまで一般公開されません。
公開まで数日程度かかることもあります。予めご了承ください。




保存しますか?


 


  • 日本フィランソロピー協会会員
  • 企業のフィランソロピー活動
  • 声の花束
  • アニモネットワークサークル
  • 刊行物のご案内

ちょっといい話“雨のち晴れ”

「聴導犬」を知っていますか?

品川駅のホームで、仕事中の「聴導犬」に出会った。オレンジ色のユニホームを着け、ご主人の隣でチョコンとお座りの姿勢をとっている。

聴覚の不自由なひとに代わって家の中では、目覚ましやインターフォンや電話の呼び出し音を伝えたり、外出時には車のクラクション、ご主人の名前に反応するように訓練されている。

補助犬法ができて一年以上がたつが、まだまだ市民権を得られず、相変わらず入店や入場を拒否されることが多いそうだ。「他のお客様のご迷惑になりますので」。そんなときはすかさず「ちっとも迷惑じゃありませんよ」と一言、声に出してあげてほしい。

過去の記事を読む

広告:アニモショッピングモール
広告:フィランソロピー名刺